大気汚染への長期暴露はサルコペニアのリスクと関連しますか

松江出張所便り

2024/3/2

はじめに 大気汚染は、過去10年以上にわたり、先進工業国における重要な公衆衛生問題となっています。長期にわたる大気汚染への暴露は、組織特異的な炎症を誘発し、酸化ストレスを増大させ、その結果、がん、心血管疾患、脳血管疾患、神経変性疾患、骨粗鬆症などのリスクを増大させます。
サルコペニアは、運動量の低下、栄養摂取不足、性ホルモンの変化、酸化ストレスによって引き起こされる加齢に関連した多因子性症候群です。主に骨格筋量と筋力の低下として現れます。特に固形がん、腎機能障害、糖尿病、肝硬変の患者において、骨折、機能低下、虚弱、死亡を引き起こすことが少なくありません。とはいえ、その病因と病態はまだ解明されていません。
炎症マーカーや酸化ストレスは、サルコペニアの発症に関連することが証明されています。過去のサルコペニア関連の研究は、中高年を対象としたものがほとんどでした。

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