台湾における小児エンテロウイルス感染の長期転帰: 集団ベースのコホート研究

2023/12/9

「台湾における小児エンテロウイルス感染の長期転帰: 集団ベースのコホート研究」
【はじめに】小児期における疾病の主な負担は、ここ数十年で感染症から慢性疾患へと移行している。感染症の罹患率は減少しているが、感染症に起因する慢性疾患の罹患率は増加の一途をたどっている。エンテロウイルスは小児期の主要な感染症であり、多くの慢性疾患に関連している。我々は、台湾の国民健康保険研究データベース(NHIRD)の集団ベースのデータを解析し、エンテロウイルス感染と小児の主な慢性疾患との相関を調査した。
【方法】1999~2003年にエンテロウイルス感染と診断された小児を、台湾の国民健康保険研究データベース(NHIRD)のサブデータセットである縦断的健康保険データベース2000(LHID 2000)から同定した。既存の慢性疾患のある患者やデータの欠落がある患者を除外した後、合計14,168人の患者を選択した。年齢と性別をマッチさせた14,168人の小児が対照群として選ばれた。注意欠陥・多動性障害(ADHD)、てんかん、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎を含む5つの主要転帰が記録された。

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