ビーガン食は高尿酸血症患者における慢性腎臓病リスクの低下と関連しますか

松江出張所便り

2024/3/16

はじめに 慢性腎臓病(CKD)は、世界的に大きな健康負担となっています [1] 。CKDは、世界中のほとんどの国で人口の約10~15%を占めています。2008年に台湾で行われた大規模な疫学サーベイランスでは、462,293人の参加者をスクリーニングし、台湾の人口の約12%がCKDであることが示されました [2]。
一般に、CKDは不可逆的な疾患です。ネフロンの喪失が進行すると、糸球体の濾過亢進とレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の活性化が誇張され、腎線維症を引き起こし、必然的に末期腎不全(ESRD)を発症します。CKDとESRDを有する患者は、死亡率と心血管疾患または脳血管疾患の罹患率がかなり高くなります。このような病的状態から生還した患者でも、障害とともに生きる年数が長くなります。
CKDは治療するよりも発症を予防することが重要です。CKDの一般的な危険因子には、加齢、男性、高血圧、糖尿病、肥満、高尿酸血症などがあります[3] 。これらのうち、高血圧、糖尿病、肥満は修正可能な危険因子ですが、加齢と性別は修正不可能です。CKDの有病率は世界的に増加しているため、CKDの新たな修正可能な危険因子とそれに対応する治療法を探索することが重要となってきています。

匿名で質問やリクエストを送る

※登録・ログインなしで利用できます

記事をサポートする

記事をサポートする

感謝・応援の気持ちのチップを送ることができます。 松江出張所便りの継続運営を支えましょう。

※登録・ログインなしで利用できます

メールアドレスだけでかんたん登録

  • 新着記事を受け取り見逃さない
  • 記事内容をそのままメールで読める
  • メール登録すると会員向け記事の閲覧も可能
あなたも Medy でニュースレターを投稿してみませんか?あなたも Medy でニュースレターを投稿してみませんか?